◆ 第1回 八重山諸島ツーリング ◆ 

2003年1月31日(金)〜2月2日(日)
 長男 嶺くんとオイラの
石垣島、竹富島キャンプツーリング男2人旅
 サブタイトル : 初めての親子ツーリング、旅人達の集う島へ

2日目2月1日土曜-1ココスビレッジキャンプ場の朝

ココスビレッジの位置<天晴れ!すぐ下の海辺を散歩する>

 2月1日土曜日。オイラ朝5時半頃目が覚める。テントの窓から外をのぞくと天気は良さそうだ。キャンプのときはだいたいそうだがこうなると、さぁ、今日は遊ぶぞぉーと、気分が高ぶってしまい、もう寝られないのだ。嶺くんに目をやるとよく寝っている。オイラはしばらくごろごろする。すると嶺くん6時過ぎくらいにむくっと起き上がる。2人でテントを出ると見事な朝焼けだ。早速写真を撮る(下写真)。散歩がてらキャンプ場すぐ下の海に嶺くんと降りてみる。まだ日の出前で静かで雰囲気のいい海だった。

<アットホームなココスビレッジ>

 2人で朝飯を食べているとキャンプ場オーナー夫妻が管理棟から出てきた。奥さんがコーヒー豆を引いた絞りたてのコーヒーを持ってきてくれて「コーヒー飲んでいいわよ」とのこと。へぇーずいぶんアットホームなキャンプ場だ。それにふと気づくと机にトースターまで置いてある。「これ使っていいんですか?」と聞くとOKとの事。はぁーこれはいたれりつくせりだなぁー。調理道具はほとんど持ってくる必要がないではないか!1人800円は初めは高いと思ったがここまで色々充実していると納得のお値段だ。テントや寝袋の貸し出しも有料であるらしく、ほとんど手ぶらで来れる。必要なのは食材だけかもしれない。オーナーさんが、ココスビレッジは「沖縄離島情報」という雑誌にしか載せてなく、特に大きく宣伝はしていないという。(ココスビレッジの周りを指差しながら)こんな感じでそんなに広くないからたくさんお客さんが来ても受け切れないしね、とのこと。なるほど、客数をしぼってその分、来てくれたお客一人一人に調味料や調理器具等の備品をいろいろ貸してあげたりコーヒーをふるまったりアットホームで充実した応対を売りにしてるんだなぁーと思った。今まで泊まったことのないタイプのキャンプ場だ。これまでは北海道の然別峡野営場羅臼野営場など、自然を生かした素晴らしいロケーションと温泉のあるキャンプ場に多く行っていて、そういうタイプのキャンプ場がもちろん大好きだが、そういうところは管理人との交流は無い。でもココスビレッジは違う。オーナーさんとのふれあいがじかに感じられて楽しめるキャンプ場だ。もちろんロケーションもいい。行ったことは無いが話だけ聞いた限りでは伊豆のティピィに似ているのかもしれない。

<すぐ下の海岸ではシュノーケリングがおすすめ?>

 オーナーさんが「昨日はどこに行ったの?」と聞かれたので御神崎と川平湾のグラスボートに乗って、グラスボートおもしろかったですよ!海のきれいさに驚きました!と言うと「なるほど、グラスボートも悪くないけど石垣島ではシュノーケリングの方がいいよ。うちのすぐ下の海岸でシュノーケリングするとみんな夢中になって帰ってこないぞ」という。このココスビレッジではシュノーケリングの道具のレンタルと、オーナーさんによる簡単なレクチャーがある。「シュノーケリングというのは簡単なので逆に事故が多い、空気を吸う管に水が入った場合とか、ふとしたはずみでおぼれそうになった時、足につけてる足ひれが邪魔になりおぼれてしまったりするらしい。だからそういう場合どう対処するか簡単な注意点をいくつか海岸で実践で教えて大丈夫と思ったら海に放し飼いにするのだそうだ。そうすると海のきれいさ楽しさにみんな夢中になって帰ってこないという。なるほど!それはいつかやってみたいものだ!いつの日か今度は夏に家族で来てシュノーケリングをぜひやろうと心に誓ったのだった。

<その他おしゃべり、出発>

 その他、最近ツーリングCOCO!誌の取材があったとか、国井律子(知っている人は知っている・・アウトライダーとかで連載を持っていたモデル兼ライダーだ)が泊まりに来たことがあるとか、オーナー夫妻は神戸で会社を経営していて、阪神大震災にあい、会社をやめるなら今だ、と決意して前から憧れていた石垣島に住むことにしたとか色々話してくれた。昔の石垣島は店がろくになかったので、ものを手に入れるのに一苦労で、お店にあるものは何年もの前の製品がほこりをかぶって定価で売ってたりとかだったが今はスーパーなどお店がそこそこ出来たので楽に成ったと言っていた。そうこうしているうちに青森から来てる人が今日からバイトに出勤だと言ってバイクで出かけていった。他の2人の旅人はもう8時過ぎてるというのにまだ寝ているようだ。旅人の朝はちょっと遅いようだ。オーナーさんとしゃべったりしてうだうだのんびり朝を過ごしていると嶺くんが「パァパァー!早くバイク乗りに行こうよ!」とせがむ。おぉ、バイクに乗りに行きたいとはこれはこれはいい傾向だ(^^)。天気もいいことだし出かけるとするか!急いで出かける用意をしてリュックに荷物を入れる。そのときカッパに目が止まったが「こんなドピカーン天晴れ、雨なんか降らないだろうし荷物はなるべく軽くしたいし、こんなもんいらんわ!」と置いていってしまったのだ。ちょっと前まではまったりのんびりしていたくせに、いざ出かけるとなると天気もいいし、カッパを詰め込む時間も惜しんで早く出かけたくなってしまったのだ。後々この判断から痛い目を見ることになる。朝9時前くらいにココスビレッジ出発。まずは79号を通って最初の目的地、平久保崎灯台に向かった。
2日目の朝テントの中で嶺くん
←左写真 2日目の朝。テントの中にいる嶺くん。AM6時過ぎ起床。後ろが暗く見えるがフラッシュをたいたためで、実際はこんなに暗くない。
きれいな朝焼け
←左写真 テントと嶺くん。テントを出るとなんときれいな朝焼けが!さぁ今日も遊ぶゾー!
キャンプ場の下の海
←左写真 起きたら散歩がてらキャンプ場のすぐ下の海に降りてみる。まだ日の出前。
キャンプ場の下の海
←左写真 まだ日の出前の静かなキャンプ場すぐ下の海。暖かくなるとここでシュノーケリングが出来るらしい。ココスビレッジで道具の有料レンタルと、管理人がシュノーケリングについてのレクチャーもしてくれる。レクチャーをした後はみんな潜りに夢中になりずっと帰ってこないという。
キャンプ場の下の海
←左写真 キャンプ場すぐ下の海の右方面の風景。もうすぐこれから向こうから太陽が昇ろうとしているところ。
朝飯を食べる
←左写真 キャンプ場で嶺くんとオイラで朝飯を食べる。オーナー夫婦がコーヒーを沸かしてくれてふるまってくれるなんともアットホームなキャンプ場だ。
シャワー室、洗濯場、炊事場
←左写真 建物内は右から炊事、調理場、洗濯場、トイレ、温水シャワー室がある。向こうに山が見えてのどかな雰囲気だ。
走る嶺くん
←左写真 テントから走ってくる嶺くん。ドピカーン青空だ。
これから出発
←左写真 ココスビレッジの駐車場にて嶺くん。メットをかぶってさぁこれから出発だ。まずは国道79号を通って平久保崎灯台に向かう。

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