◆ 第1回 八重山諸島ツーリング ◆ 

2003年1月31日(金)〜2月2日(日)
 長男 嶺くんとオイラの
石垣島、竹富島キャンプツーリング男2人旅
 サブタイトル : 初めての親子ツーリング、旅人達の集う島へ

1日目1月31日金曜-5ココスビレッジキャンプ場の夜

ココスビレッジの位置<麗しの旅人たちとのふれあい>

 御神崎からココスビレッジに戻った。戻ってから気がついたが、今日一日バイクに乗るときグローブをするのを忘れていた。つまり素手で運転してたわけだが手は全然冷たくなかった。今日は1月31日、一応まだ冬である。関東地方だったら考えられないことだ。それだけこちらは暖かいのだ。少し暗くなりかけていたので急いで調理の準備をして調理場に行くと、先客が2人いて料理を作っていた。挨拶をするとむこうから「何ヶ月ですか?」との質問が!石垣島に来て滞在何ヶ月目か?という意味だ。おぉ・・はぁーなるほど!これが石垣島流の挨拶か・・・バイクに乗ってる、それに若い彼らから見たらオヤジ(最近そうでなくても年齢的にじゅうぶんオヤジだが・・)という事で何ヶ月もの放浪の旅をしているというように見られたのだろうか・・・のっけからカウンターを喰らったような質問に、これが石垣島かぁーとうれしくなりながら、「いや、今日来たばかりで明後日日曜には帰らなければならず2泊3日しかいないんです。残念」と答える。先客2人は2人ともバイク乗りでさすらいの旅人で、一人は仕事をやめて大阪からフェリーで一気に石垣島に来て滞在2週間目、もう一人ははるばる青森から来て滞在6ヶ月との事で、2人とも滞在期間未定の旅人だった。「へぇーいいなぁーオレそういうのすごく憧れてるんですよーうらやましいなぁ」と言うと大阪から来た彼は「でもいつも、社会復帰しなくては、という思いが胸元に常にありながら旅を続けているんですよ」と言っていた。なるほど、誰にでも心の葛藤はあるものだなぁ。そんな話をしながら飯の準備を進めた。

<いろいろ揃ってて充実したキャンプ場>

 ところでオイラは調理にはガスバーナーを使っているが、ガスカートリッジは飛行機内及び預け荷物としても持込み不可との事で、カートリッジは現地で買えばいいや、と思い、今回ガスバーナーだけを2つ持ってきたのだ。ところが専用のガスカートリッジを売ってる場所が無い・・・先ほどの川平湾にあったスーパーにもそんなものは全く置いてなかった。仕方無しにココスビレッジ受付でガスコンロ用のカートリッジを150円で購入。ガスコンロ用なのでオイラのバーナーには使えない。調理場にあるガスコンロを使うこととして、その他調理場には鍋やらその他充実した道具が揃っていたのでバーナーだけでなく、持ってきたコッヘルなども出番は無くなり、調理場にあるものをお借りすることにした。結局自前で使ったものはお皿やスプーンフォークなどのみだった。その他調味料も色々置いてあり使ってよいことになっていて、冷蔵庫も使ってよいはで、初めは高いと思っていた1人800円の料金の意味がだんだんとわかってきたのだった。

<夜をまったりと過ごす>

 夕食はシチューにした。(お米はちゃんと炊いたが、シチューはレトルト(^^ゞ) 嶺くんもおいしいと言ってけっこう食べてくれた。食事をする場所はキャンプ場内の大きなタープの下に椅子やら机やらがあるところで食べる。折りたたみ椅子を持ってきたがこれも出番なし。やはり椅子と机で食べた方がいい。食べ終わって食器を洗い、ママに電話するなどしてゆっくりする。嶺くんはママに電話で「こっちはあったかいよー夏みたいだよー」と言っていた。夜になっても全然寒くなく、暖かい気候の夜、タープにある灯りに照らされ、椅子に座ってくつろいでて実に居心地がいい。そのうち旅人2人は将棋を始めた・・・ここには将棋板も置いてあるのだ。パチッ、パチッと駒を置く音と、時おり、う〜ん・・・そう来たか・・・と次の一手を考えるつぶやきが聞こえてくる・・・なんともまったりした風景だ。いいなぁー。そうこうしているうちにもう一人ここに連泊している客人が帰宅してきた。その人は北海道札幌から来て滞在4ヶ月目の旅人だ。とても気さくな人で、後々嶺くんはこのお兄さんによく遊んでもらった。それにしても宿泊している3人ともが長期のさすらいの旅人とは石垣島ってのはほんとに旅人達の集う島なんだなぁーと思った。

<ありあちゃんとの出会いと満点の星空>

 管理人のいる棟に地元の人達が来ているようで談笑が聞こえる。その棟から小さな女の子が出てきてこっちにやって来た。その子は嶺くんと同じ年のありあちゃん。明るくて人見知りしないいい子だった。「5才なら嶺くんと同じ年だよ」というと嶺くんに「一緒に遊ぼう」と言って近づいて来るが嶺くん照れてしまったのか?そそくさと逃げてしまった・・・せっかくの微笑ましい出会いなのにまったく・・・そしてありあちゃんにテントの中を見せてあげた。こんな中で寝るんだーへぇーと感動していた模様。そうこうしている内にありあちゃんのお母さんがやって来た。「へぇー子供とこんなしてキャンプするなんてめちゃくちゃアウトドアやなぁー」と言っていた。(後でわかった事だがそのお母さんは昔神戸に住んでいたので関西弁だったのだ)ありあちゃんにさよならをしてふと空を見上げると、空は満天の星空。おぉ!すげぇ!嶺くん、すごい数のお星様だぞ!と、嶺くんを肩車して一緒に星空を眺める。空には関東地方では見れない無数の星、星、星・・・こいつはすげぇやぁー!まさにグレーテスト!いつも斜め45度の角度で見える星が今日は斜め30度くらいの角度に見えるような気がする。やはり千葉からはるか2000キロも南下したからなのか?嶺くんも「お星様いっぱいだね!」と喜んでいた。南国石垣島で初めてみる満天の星空の下で親子2人でこんな夜をすごせるなんてとても幸せに感じた・・・。

<嶺くん初めてのテント泊、就寝>

 テントで、寝袋に入った嶺くんに、我孫子図書館で借りた絵本「スイス鉄道ものがたり」を読んでやり、嶺くん夜10時半頃寝付く。初めてのテント寝袋泊で多少不安もあったが本人楽しんでて全く問題無しだった。テントに入り寝袋にうずくまる。 今日は一日天気も良くて楽しかった・・・最後に見上げた満天の星空・・・本当にきれいだった・・・あの風景、どんなプロでも絶対カメラに収められるものではない・・・写真には撮らなかったが今でも記憶にしっかりと残っている・・・今でも肩にあの時の嶺くんの重みときれいな星空が思い出せる・・・連れて来てよかった・・・千葉からはるか2000キロ南の彼方の石垣島で嶺くんと2人で肩車しながら見たあの満天の星空・・・きっと忘れないぜ!・・・・・・寝袋にくるまりながら携帯から i モードの仲間内の掲示板に書き込みをしてからオイラ夜12時頃就寝・・・・・・。
洗濯場と炊事場
←左写真 御神崎から戻ったら食事の準備。写真右が炊事場で、左は洗濯場。洗濯場も確か1日200円を払えば使用可。大阪から来た人は料理が上手なようで、腕を振るっていい香りをさせながら作っていた。
炊事場にて嶺くん
←左写真 炊事場で嶺くん。受付でガスカートリッジを150円で借りれば、写真右のガスコンロや鍋や調味料を使えるのだ。なんと冷蔵庫も使っていい。
嶺くん夕食
←左写真 夕飯でシチューを食べる嶺くん。
嶺くんママに電話
←左写真 ママに電話をかける嶺くん。こっちは夏みたいだよ、とママに言う。ビデオキャプチャ写真)
みんなで
←左写真 ココスビレッジに宿泊してる旅人達と一緒に撮らしてもらう。写真左にオイラと嶺くん。ここで食事をした。
麗しの旅人たち
←左写真 麗しのさすらいの旅人達。大阪から来て石垣島に滞在2週間目、札幌から来て4ヶ月、青森から来て半年という面々だ。上写真はスローシャッター撮影なので灯りの雰囲気がわかり、普通にフラッシュをたいた写真は左写真のようになると、デジカメで再生しながら説明すると、へぇーすげー!と感心されてしまった。机の上に将棋板が見える。
ありあちゃんと嶺くん
←左写真 地元の子、ありあちゃんと嶺くん。ありあちゃんは5才で嶺くんと同じ年。明るくていい子だった。
ありあちゃんと嶺くん
←左写真 ありあちゃんとのほほ笑ましい出会い。ありあちゃんが一緒に遊ぼうと嶺くんに言うが、嶺くんはなんとこの後照れて、そそくさと逃げてしまった(笑)ビデオキャプチャ写真)
テントの中で嶺くん
←左写真 嶺くん初めてのテント。赤いおうち!と喜んでいた。この後満天の星空に気付き、2人で肩車しながら星空を見上げる。本当にきれいな星空だった。写真には撮らなかったが記憶にしかと残っている。
寝袋にはいる嶺くん
←左写真 嶺くん初めて寝袋で寝る。テントの中で写真右上にあるスイス鉄道ものがたりという絵本を読んでやり、嶺くんPM10:20頃寝付く。初めてのテント寝袋泊で不安も少しあったが問題なしだった。

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