関東甲信越 長野

<長野 道>

メルヘン街道・大門街道

メルヘン街道・大門街道の位置 本沢温泉を出発後にメルヘン街道を通る。標高2127mで日本で2番目に高い位置を走る国道ということらしい。ちなみに一番目はあの本州最高のツーリングステージ、志賀草津道路だ。メルヘン街道?あんまり聞かないなー。アウトライダーでもあんまり取り上げられたことないんじゃないかなあ、とか思って行ってみたら案の定、正直あんまりたいしたことない道路だと思ってしまった。アウトライダーで取り上げられたのを見たこと無かったのはこういうわけかと妙に納得してしまった。でもとりあえず写真を撮影。でもそんなに最悪というわけではありません。まあ悪くはありません。


 メルヘン街道を通った後、山道を通ってたらいきなり盆地に入り景色がぱっと開けた。あたりは黄金色に輝いた稲がまぶしく青空も山もまぶしい。「わーおー!!」と思う。先頭を走ってる徹君も笑顔で後ろを振り返っておいらのほうを見る。きっと同じ気持ちだったんだと思う。バイク乗り同士がわかりあえた瞬間だ。

【以下アウトライダー2003年Vol.3号のP34の熊谷達也氏の文章から抜粋です】

 
予期していなかったインパクトのある光景が、たとえば、稜線を超えたとたん、あるいはコーナーを曲がった直後、突如として視界の中に飛び込んできたときの喜びは、旅好きのライダーには、よけいな説明をしなくてもわかってもらえるはずだ。景勝地である必要はない。無名の土地の名もない風景でかまわない。自分の心に響いた光景が、それぞれのライダーにとって、かけがえのない宝となり、明日を生きる糧にもなる。〜中略〜 私の場合は、そんな瞬間を少しでも味わいたくて、オートバイという旅の道具と、三十年近くつきあっているようなものだ。

 この大門街道の景色はたぶんまったくの無名であり、名の知れた景勝地ではないだろう。でも走ってて予期してなかったいい景色に出会えたと思った。写真ではわからないがそのときその空間にいたオイラはこの景色に感動した。
 熊谷達也氏さすが作家。ライダーがおぼろげに思っていることをうまくわかりやすく文章にしたものだと思う。オイラもこれには全く同感だ!無名でも感動した場所はたくさんある。熊谷氏と同じ理由でバイクに乗っているようなものだ。

 この後はビーナスラインに向かった。
 
→右写真‘03年9月 メルヘン街道にて徹君
メルヘン街道
メルヘン街道
←左写真‘03年9月 同じくメルヘン街道にて徹君

→右写真‘03年9月 山道を通っているといきなりこのような場所に出て景色が開けた。大門街道。
大門街道
大門街道
←左写真‘03年9月 これも大門街道。稲が黄金色に輝いてきれいだ。
→右写真‘03年9月 大門街道を通る徹君。空が青く山の緑が眩しいこの後はビーナスラインに向かった。 
大門街道

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