 この頃は林道好きだったので1日に一本は林道を走らなければ気がすまなかった。宗谷岬、豊富温泉、サロベツ原野、道道106号を通ってノシャップ岬に行って、今日は1本も林道を走ってないなーと思い、適当に1本入ってみた。1本目は割とすぐ出られたのでこれでは物足りないということでもう一本適当にわき道にそれて林道に入ってみたがもうその時は夕方でガソリンも満タンというわけではなかった。入ってみるとこれが結構長くて行けども行けども出られない。適当に入ったのでどの辺を走っているかわからない。あたりはだんだん薄暗くなってくるしガソリンも減ってきてかなりあせった。このままガス欠になったらとんでもないことになるー。心臓をバクバクいわせながら走っていると視界が開けて、もう薄暗かったがものすごいいい景色が見えてハッと息を飲んだ。今でもその光景は目に焼きついてるくらいだ。いつもだったら写真を撮るところだがそんな余裕は無い。足早に通り過ぎて必死に走ってるとなんとか舗装路に出ることが出来た。もしかしたら距離的、時間的にそれほどでも無かったかもしれないがそういうときは長く感じるものだ。それにしても今にして思えばあの時の光景は本当に写真に撮らなかったことが悔やまれる。 |
| →右写真‘95年8月 道北1本目の林道にて。 |
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←左写真‘95年8月 道北1本目の林道の出口にておいら。 |
| →右写真‘95年8月 道北2本目の林道にて出たところで記念撮影。雨も降っててあたりはこんなに暗くなっていた。ほんとに出られて良かった。左側おいら。 |
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