言わずと知れた北海道道北、日本最北端の岬である。
1995年8月、2度目の北海道でついにここまでやってきた。やはりバイク乗りにとってはここも”お約束”の地であり、先端とか最高地点とかいう言葉に弱く、ついふらふらと引き寄せられてしまうのだ。この日はクッチャロ湖畔キャンプ場から宗谷国道と呼ばれる国道238号を通って来た。この238号線はいかにも最果の地らしく、寂びれてていい感じ(^。^)。空が曇ってたのも寂れ感をより感じさせた原因であろう。こうしてただ普通にバイクに乗って宗谷岬に着いただけなのだが人には説明できない何とも言えない達成感を感じた。「ああ、おれは日本のてっぺん、最北端の宗谷岬についに来たんだ」という・・・別に特に宗谷岬に憧れていたわけではなかったがなぜかそう感じた。
また、昨年まではここは毎度おなじみの”宗谷岬の唄”が延々エンドレスでスピーカーから流れていたがどうやら悪評だったらしく、1995年の今年からは無くなっていた。替わりにというわけでもなかろうが、この時はチャゲ＆飛鳥の「WALK」と「LOVE SONG」が流れていた。これがいたく、宗谷岬の雰囲気と、その時のおいらの気持ちとジャストミート！！(くぅーっ！宗谷岬観光協会（？）もなかなかやるじゃん！このチャゲ飛鳥の曲宗谷岬にぴったり合い過ぎだぜ！！しばらくこの曲を聞いて自己陶酔して感傷にひたり、日本最北端のガソリンスタンドで給油して、お約束の宗谷岬と間宮林蔵の銅像で記念撮影をして宗谷岬を後にした。もちろんその後バイクに乗ってからの鼻歌はチャゲ＆飛鳥の曲がエンドレスに続いたのは言うまでも無い。（バイク乗りならこの気持ちわかるでしょ？）　今でもチャゲ＆飛鳥の「WALK」と「LOVE SONG」を聞くと、あの最果ての地の宗谷岬に行った時のことをことを思い出すのである。