◆ 2005年8月8日(火)〜8月16日(火)
   
2005年夏の北海道 5泊6日ツーリング
   『家族で北海道 夏 再び・・・、北海道リローデッド2005! 道南編』

6日目8月14日(日曜)-2 イワオヌプリ山登り

<標高779mのニセコ野営場を午前8時40分スタート。目指すはイワオヌプリ1116m山頂へ>

 イワオヌプリを選んだ理由は2つ。一番の理由は、下から見ている限りでは、どちらかというとニセコアンヌプリよりも雲がかかってる割合が少ないように感じる、ということ。やはりせっかく登るのだから、山頂でいい景色をながめたい。 そしてもう一つは、ニセコアンヌプリだと、スキー場のゴンドラから歩いて30〜40分で山頂に着くコースがあって、一般客もごったがえすらしい=俗世間化である。それに引き換えイワオヌプリはリフトもゴンドラも無いため、自分の足で登るしかない。という理由であった。ニセコ野営場を午前8時40分に出発する。イワオヌプリは標準タイム登り1時間半程度で登れる山だ。ちなみにニセコアンヌプリは2時間以内程度である。ちなみにニセコ野営場は、標高779m。イワオヌプリは標高1116m。ニセコアンヌプリは標高1308mである。
 まず初めに細かい階段を登って行くと、登山届けのノートがあったのでそこに入山時間を書き込む。そして、ニセコ野営場からも見える、名物の段差の大きい階段を登る。キャンプ場で出会った女性ソロライダーは、子供たちがあの階段がどうなるかと言っていたが、いっしょうけんめい登っていた。階段を何とか登り終えて、視界のきかない獣道のような山道をしばらく進む。


<オイラ、痛恨の転倒。左足首捻挫>

 山登りの順番は、先頭から 崚くん、嶺くん、みか、オイラ という順番であった。嶺くんと崚くんは二人で、崚くんが隊長、嶺くんが副隊長と言い合いながら楽しそうにはりきって登っている。 そして向こうからおばさんが一人やってきて、すれ違うときに立ち止まって道を譲ってくれる。おばさんが、こんにちは、と挨拶をすると、嶺くん崚くんも大きな声で「こんにちはー!」と挨拶をしておばさんの横を通り過ぎて行った。それがうれしくて、歩きながらみかに、「嶺くんと崚くんちゃんと山の挨拶をしててえらいね」と言おうとした瞬間、左足が丸い石の上に乗っかり、左足首がぐきっと音を立てて、普通ではありえない、超やべえ方向に左足首先がひん曲がったのを感じながら転倒する。痛ってえー、痛さでしばらくうずくまる・・・。こりゃ普通の曲がり方じゃない・・・明らかにやべぇ、デンジャラスな曲がり方だ・・・やべぇ、やべぇ・・・歩けるのか・・・。しかしせっかく来たのにこんなことであきらめたくない・・・。みかから湿布をもらって、左足首に貼り付けて、立ち上がり歩き出し、登山再開。 うむ、痛いけど何とか歩ける・・・。 細い獣道のような登山道を抜けると視界がぱっと開けて、先頭の隊長=崚くんと嶺くんが、「木が無くなって明るくなりましたよー!」と言う。そして今度は勾配が急ながれ場になる。


<がれ場 → 1116m山頂まで。10時過ぎに到着。山頂で霧は晴れるが、左足の痛みは増す一方>

 うわー、この急ながれ場、5才の崚くんは大丈夫かなぁ、と思う。行きはともかく下りが心配だ。 嶺くんと崚くんには、あわてないで丁寧にゆっくり登ってねー、と何回も声をかけながら登る。二人とも危なげなく登っている。途中からガスがかかってきたが、がれ場を登ってる途中でガスが取れてきたので一旦止まって休憩。みんなで、リュックに入れてきたクリスタルガイザー=PETボトルの水 をごくごく飲む。そして下界に見える霧が取れかかっている北海道の深い森を眺める。 ママが、あそこから登ってきたんだよと二人に声をかける。北海道の原生林はとても濃く、深い・・・。とても神秘的な風景に感じた。そして登山再開。するとまたガスがかかってくる。そのガスのかかり方が、もうこのままずっと真っ白な世界の中を行って帰ってくるだけになって、景色は見ることはできないのでは、という感じだったので力が抜ける。なんだよ足の痛い中歩いてるのにこれかよ・・・まいったなぁ。 転んでからこれまで痛さはどんどん増す一方だった。いてぇ、いてぇ、やっぱあの曲がり方はやばかった・・・。そして山頂へ行く最後の急な登りにさしかかる。そこに来ると段々激痛になってきて、歩くのもつらい。ゆっくりゆっくり登る。 崚くん嶺くんのほうが歩くのが早く、すたすたと山頂に先に着いてしまったようだ。 しばらくすると山頂のほうから崚くんが、「パジィー!すっげえいい景色だぞぉー!」と叫ぶ声が聞こえる。(嶺くん崚くんはオイラのことをパジーと呼んでいる) ふとあたりを見回すと、ついさっきまであたり一面を覆っていた霧が取れて視界が開けている。やったぁーと思い、痛さをこらえて懸命に山頂まで歩く。今でもこの崚くんの、「パジィー!すっげえいい景色だぞぉー!」と叫ぶ声は今でも耳の中に残っている。 そして山頂に午前10時くらいに到着。霧が取れて視界は開けて最高の景色でした。痛さをこらえ山頂で三脚を立てて4人で写真を撮る。そして座ってまた4人でペットボトルの水を飲む。座って左足の靴を脱ぐと左足首外側が腫れている。うう・・・とにかくいてぇ、いてぇ・・。しばらく座ってると、それまではうちら4人だけだったのが他の登山客が2組ばかしやってくる。するとまた霧がかかって白い世界になってしまいました。しかしほんの一瞬3分くらいの間、向こうの山のガスが取れてその雄姿を現した。素晴らしい景色で、本当なら三脚を立てて4人で撮影するところだったが、あまりの左足激痛でとてもそんな気にはなれず、みか、嶺くん崚くんの3人だけ向こうに立たせて写真を撮る。その途端またガスがかかり、あたり一面真っ白な世界になってしまいました。 座りながら考えてたのは、この痛さの中、下まで降りるのは気が遠くなるなあということだった。とにかくただ座ってるだけでも痛い! 山頂にいる別の登山者はどうやらインストラクターとその客らしいが、インストラクターがこの辺の山のうんちくを語っているのだが、痛さのあまり、そのしゃべりでさえ、妙に鼻について、うっせえんだよと思ってしまうくらいだった。 しかし痛いからといってずっと山頂にいてもしょうがない。自力で降りるしかない。意を決して降りることにする。しかし、脱いでた靴が、左足首が痛くて、靴をはくのに苦労する。いててて、となりながら何とか履いて、山頂を午前10時半ぐらいに出発した。


<決死の下り。まるで赤ちゃんのような遅さでよちよち外輪山進むと、霧が取れて超絶景ザ・グレーテスト!>

 登りの時は、がれ場から直線的に直接登山道を登ってきたが、下りはそこを降りずに外輪山を左回りに回ってがれ場に行くこととした。(登山地図ご参照下さい(行った先からはブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)) 立ち上がって歩くが、ちょっとでも左足に重心を乗せると痛い。みかの肩を借りてちょっとずつちょっとずつ歩く。それにしてもいてぇ・・・。痛いので何度も休憩する。その休憩したとこの岩場の陰にて嶺くん崚くんはなんと、クワガタを見つける。最近ムシキングで昆虫づいてる二人にとってはうれしい出来事だ。クワガタを手にとって写真を撮ってあげる。崚くんはクワガタを持って帰りたがってたが、嶺くんは「虫かごも無いのに山を下ってて持って降りれるわけないだろ」と言って、元の場所に逃がしてあげることにする。 そして下山再開。 ところがみかの肩を借りて歩いてても、ちょっとでも重心を置くといてぇので、座って左足を浮かしてちょっとずつ進むことにする。そうやってえっちらおっちら外輪山を進んでいると、あたりを覆っていた霧が段々取れていくのがわかった。そしてしまいにはほとんど取れてニセコの山々の超絶景が拝めたのだった。すっげぇ・・・・・・ ・・・・・・息を飲む絶景。ニセコの山々は美しい・・・緑がとても濃く、そして深い・・・。何もかもが最高だ! 登山を本格的にやっている人から見たら、オイラ達なんか大甘で、それぐらいたいしたことないね、北アルプスの登山銀座ストリートを縦走したら、もっと目ん玉飛び出るくらいの絶景が拝めるでぇー、とか、涸沢カールの紅葉の方が全然すげえぞ、ってなことなんだろうけど、山登りの経験の無いオイラにとってはこのイワオヌプリの山頂付近からの景色はとてもすばらしく、ザ・グレーテストなものに感じたのだった。


<オイラのあまりの遅さに崚くんぶち切れる。 親切な人が杖を2本貸してくれる>

 左足は相変わらず痛いので、左足を浮かしてお尻を引きずってのよちよち歩きを続ける。あまりのオイラの遅さに崚くんは、「パジー遅すぎ!遅すぎて山登りもう嫌だー!」と怒って叫んでぶち切れていた。 5才児から、遅すぎると怒られるくらいだから、相当な遅さだったのだろう。 でももし健康だったら果たしてあの絶景は見れてたのだろうか。健康だったらきっと霧の中をすたこらさっさと下山してしまっていただろう。よちよちゆっくり進んでたから山頂からほとんどたいして進んでないところで霧が晴れて、超絶景を拝めたのかもしれない。 マトリックスリローデッドのエージェント・スミスのセリフによると、「世の中で偶然と思われていることは全て必然性があり、運命である」 というのがあるが、オイラの左足首のけがと、この超絶景が見れたことも、運命であり必然だったのか・・・・運命、必然、運命、必然、運命、必然、ブツブツブツブツ・・・・それにしても、いてぇいてぇ、いてぇブツブツブツブツ・・・・・・・ でも、嶺くん崚くんやみかが怪我をするなら自分が怪我したほうがいい・・・子供たちに何かあったらかわいそうだ。自分なら痛くても我慢できるし、何とかなる・・・このようなことを思いながらもよちよち下っていく。 左足を浮かしているが、ちょっとでも岩に当たったりすると痛いのだ。 外輪山も終わりにさしかかろうとしたとき、後ろの登山者に追いつかれる。オイラの座りながら進んでいる姿を見て、どうしたの?と声をかけられる。いやちょっとけがしまして。と言うと、何と杖を2本貸してくれたのだった。ありがとうございますとお礼を言う。駐車場にいるから降りてきたら返してくれればいいから、とのこと。ありがたい。でも杖2本で試しに歩いてみたが、左足にちょっとでも重心がかかると痛いから使いようがないから、これまで通り、お尻を引きずってよちよち進むことにする。前の方から振り返ってその姿を見た杖を貸してくれた人は、「救助呼ぼうか?」と言ってくれるが、 夕方暗くならないうちには降りれると思うし、お金もかかるだろうし、それはいいですとお断りした。 こんなことで救助呼んで降りたら末代までの恥さらし、腹切り、切腹もの。座ってなら降りれるし、自分でこうしてけがした始末は自分でつける、と思った。


<がれ場 → 獣道。 痛さもおさまってきて、杖2本使って歩けるようになる>

 外輪山が終わり、心配していた下りのがれ場になる。嶺くん崚くんが大丈夫か。ちょっと急なのでゆっくりゆっくり降りるように声をかける。 オイラはこの急ながれ場は、座りながらの姿勢だと逆に楽であった。お尻を引きずりながら、がれ場を下ってるとまたガスってきて、ほんの少しだけ霧雨みたいのが降ってきてマジかよと思ったが、霧雨はちょっとたったらやんでしまった。そして霧の中、がれ場の下りを終えて今度は獣道である。そこでも座りながら進んでたが、途中で試しに立ち上がって左足に重心を移してみると、さっきよりは痛みもおさまってきたようだ。これはいけるかもしれんと思い、みかが持っていた杖2本を使って歩いてみる。歩いて何とかなりそうだ。しばらく杖2本でゆっくり歩く。嶺くんと崚くんは、下りでは嶺くんが大隊長、崚くんが、ワンワン隊長、と名乗って、楽しそうに下っていた。昨日の神威岬では、あれくらいの歩きで怒ってて山を登ったらどうなることかと思ったが、何とかなりそうだ。今日の山登りは全然暑くなく快適な気候だ。 ワンワン隊長の崚くんは、鉄砲のような木の枝を持って、ワンワン鉄砲と呼んで持ち歩いている。子供たちはそんな風に楽しく下りながらも、休憩するにはちょうどよい広場があったので、そこで昼食をとることにする。確か午後1時40分すぎくらいだった。そこで昨日セブンイレブンで買ったお弁当をみんなで食べた。弁当を食べながら、登ってきたイワオヌプリの山を眺める。あそこから苦労して降りてきたんだなぁととても感慨深い。向こうにはニセコアンヌプリも見える。この頃になると霧は完全に晴れて、視界はばっちりだった。弁当を食べ終わってからは、よっしゃぁ、ここまでくればあともう一息だー、と杖2本を持って立ち上がって下山再開する。


<無事下山。杖を返してから飲んだアクエリアスは最高の味>

 痛みはまだあるが、山頂のころに比べたら痛みはだいぶおさまってきて杖2本で歩けるようになったので、ゆっくりゆっくり歩く。そしてあの段差の大きい階段までたどり着き、降りたらみかが、登山届けに下山時間を記帳する。そこでニセコアンヌプリをバックに、オイラは借りた杖2本を持って、4人で記念撮影をする。 そして向こうにはニセコ野営場が見える。翼よ、あれが憧れのパリの灯だ、の気分(んな、おおげさな!) 嶺くんと崚くんは、キャンプ場が遠くに見えると、わーい!と喜んで、けがしているパパを置いてさっさと先に行ってしまった。まだキャンプ場までちょっと距離があるのになぁ。 これまでオイラのかなり遅いペースに付き合っていたのでストレスもたまっていたようだ。 オイラはゆっくりゆっくり歩く。階段を降り終って、遊歩道みたいなとこに出ると、向こうの方で、杖を貸してくれた人がこっちを見ている。ああ、と気がついて、オイラが遠くから頭を下げると向こうも頭を下げたのがわかった。駐車場で待っていたその人の所に行って、丁寧にお礼をして杖2本を返す。「途中、霧もかかって雨も降ったので心配してたんですよ。ニセコ野営場の管理人にも、左足をけがした人に杖を貸しているから、もし自分たちが帰ったら杖を預かってほしいと頼んでたので、管理人に、杖は返したのでと報告しておいて下さい」とのことだった。深々と頭を下げてから、駐車場にあるジュースの自販機で、500mlのペットボトルのアクエリアスを買って一気に飲み干す。 うっめぇー!からだに水分が浸透し、ほんとに生き返った気分だった。このアクエリアスの味は忘れられない。 ふぃー、何とかここまで帰ってきたぜぇ! ちょっとした充実感を感じながら、杖無しで自分で歩いてニセコ野営場の自分のテントサイトに戻る。午後3時40分に無事帰還。 朝8時40分にここを出発したので、往復7時間の山行だった。ちなみに健康な人なら往復約3時間前後で行って帰ってこれる山である。


8/14のルート地図(ここに戻る時はブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)
全行程ルート地図(ここに戻る時はブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)



ニセコ野営場を8:40スタート
←左写真 午前8時40分頃。さあこれからニセコ野営場を出発だーっ!イワオヌプリをバックに写真撮影。と思ったらまたイワオヌプリの上部がガスってきやがりました。ニセコ野営場は標高779m、イワオヌプリは標高1116m。
ニセコアンヌプリ
←左写真 イワオヌプリとニセコアンヌプリのどっちに登るか散々迷った挙句、比較的雲が取れているイワオヌプリに登ることに決める。 写真は、イワオヌプリ登山道から見えるニセコアンヌプリ。 ニセコアンヌプリは標高1308m。 
まずは階段を登る
←左写真 イワオヌプリ名物階段を登る。
登山届けを出して
←左写真 右奥の建物が五色温泉、その隣がニセコ山の家、そして左がニセコ野営場。オイラはお気に入りのモハメド・アリTシャツを着ている。このすぐ先で、地獄がぽっかりと口を空けて待ってるとは知る由もないオイラ。
名物階段
←左写真 これがイワオヌプリ名物の段差のやたらある階段。上のほうで嶺くん崚くんが登ってるところを写す。キャンプ場からもこの階段は見えるのだ。この階段を抜けてからは茂みの中を歩くが、そこでオイラ痛恨の転倒&左足首をくじく。転ぶときに通常では考えられない方向に左足首先が曲がったのがわかった。痛くてしばらくうずくまる。こりゃやべえ曲がり方だと思ったが、ここであきらめるのも嫌だったので山頂を目指すことに。
がれ場
←左写真 急ながれ場を登る。このときオイラすでに左足を捻挫して苦しみながら登る。この急ながれ場を登りながら、果たして5歳の崚くんは帰り大丈夫なのだろうかと思っていた。
高いとこまで登ったね
←左写真 途中で休憩。ガスってたが雲が取れて見晴らしがよくなる。それにしても緑が濃く、深い。 嶺くん崚くんはこの景色を見て何を思ったのだろうか。
あそこから登って来たんだよー
←左写真 ママが、あそこから登ってきたんだよーと嶺くんに言う。 あと、嶺くんの歯が、山を登ってる途中で抜けた。前も夏の四国のロングツーリングの時に歯が抜けたことがある。
神秘的な風景
←左写真 神秘的な風景。写真で見るとなんてちゃちく見えるんだろう。すばらしい風景だった。しかしこの後山頂に到着するまでまたガスの中を歩く。雰囲気的にもうこのまま真っ白な世界を歩き、山頂に到着し、景色の見えないまま下山するかのような感じで、足の痛い中登ってるのになんだよとくさるオイラだった。
イワオヌプリパノラマ
←左写真 上の場所で撮影したパノラマ写真です。
イワオヌプリ山頂にて
←左写真 イワオヌプリ山頂1116mに到着し、家族で記念撮影。

山頂直前で、オイラの左足首は激痛で歩くのも大変になる。嶺くん崚くんは先に山頂に到着したら、上のほうから崚くんが、「パジー!すっげえいい景色だぞー!」と叫ぶ声が聞こえたので必死になって登った。するとすばらしい景色が。途中ガスってきて、もうこのままガスが取れないのかと思ったが何とかいい景色を見れた。確か10時過ぎごろに山頂に到着。オイラの顔が苦痛でゆがんでいる。
イワオヌプリ山頂で嶺くん崚くん
←左写真 ちょうど山頂には誰もいなかった。嶺くん崚くんイワオヌプリ山頂で二人で記念撮影。嶺くんと崚くんの笑顔がすてきだ(=親ばか)。二人とも記念にとここに石を積み上げていた。 と思ったらこのようにまたガスってきた。
いきなり雲が取れた
←左写真 ガスって真っ白な世界になって何も見えなくなったと思ったら、いきなりこのようにガスがちょっと取れて向こうの山が見える神秘的な風景を見れたので3人を立たせて写真を撮る。ほんとなら三脚を立ててオイラも写るとこだが、左足首激痛でそれどこではなかった。しばらく山頂で休んだ後に意を決して立ち上がり、10時半過ぎごろに山頂出発。
嶺くん崚くんクワガタを見つける
←左写真 山頂付近で嶺くん崚くんが何とクワガタを見つける。最近ムシキングで昆虫づいてる二人にとってうれしかったようだ。でも持って降りれないので逃がしてやった二人だった。
霧が晴れてきた
←左写真 ちょっとでも左足首に重心を移すと痛くてろくに歩けないオイラ。山頂からは外輪山を左回りで行く。まともに歩けないので赤ちゃんのようなスピードでゆっくり進んでるとこのようにガスが取れ始める。霧がかかってたので嶺くん崚くんにはカッパを着せていた。
霧が晴れる
←左写真 段々とガスが取れ始める。
イワオヌプリ山頂外輪山
←左写真 ガスが取れた。右奥の出っ張りがイワオヌプリ山頂。ゆっくり赤ちゃんのようなスピードだったため山頂付近でガスが取れた景色を見れた? もし健康だったらガスがかかっている何も見えない中でとっくに下に降りてしまっていていい景色を見れなかったかもしれない。
イワオヌプリ山頂付近
←左写真 ガスが取れたところでみんなで1枚。息を飲む超絶景。とにかく素晴らしい景色だった。ニセコ・ザ・グレーテスト! とにかく煌めくばかりに美しいニセコの山々たちよ!ザ・グレーテスト! You are the greatest of all the time! ※ザ・グレーテスト=THE GREATEST!=最も偉大なる、の意。あの人類史上最高のカリスマ=モハメド・アリに与えられた称号。
イワオヌプリ パノラマ
←左写真 上写真の場所でパノラマ写真撮影。みかが写っている。ほんとに素晴らしい景色だった。まさに気分は「神!」  このよさは写真ではわからない。
イワオヌプリ山頂が見える
←左写真 外輪山を左回りに回って降りてきたところで山頂方面を撮影。山頂に登った時は、向こうに見える斜面をまっすぐ登っていった。帰りは左の外輪山のふちを回ってここにきた。詳しくは8/14のルート地図にある登山地図をご覧下さい。(行った先からはブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)
休憩
←左写真 オイラの足が痛いので休憩。ここまでほとんど座ってお尻を引きずりながら降りてきたオイラ。5歳の崚くんから、「パジー遅すぎていやだー!」と言われるくらいだったから相当な遅さだったのだろう。途中親切な人が杖を2本貸してくれる。
日本海と大沼
←左写真 大沼が見える。また写真には写ってないが、肉眼では奥に日本海を見ることができた。ほんとに絶景だった。
イワオヌプリ パノラマ
←左写真 パノラマ写真です。嶺くんが写っている。すばらしい景色。
昼食
←左写真 やっとこさここまで降りてきて昼ごはんを食べる。リュックにお弁当を入れてきた。向こうに見えるのがイワオヌプリ。ここに午後1時半過ぎに到着。
昼食
←左写真 上写真と同じ場所で。向こうに見える山はニセコアンヌプリ。向こうも雲は完全に取れたようだ。この辺のあたりから、借りた2本の杖を使ってゆっくりゆっくり歩けるようになる。痛みも山頂にいたころよりだいぶおさまってきた。
ニセコ野営場
←左写真 ようやくキャンプ場が見えてきた。うちの赤いテントが見える。
杖2本
←左写真 みかがここの入山届けに帰り時間を書き込む。借りた2本の杖を持って4人で撮影。ニセコアンヌプリをバックに。崚くんの持っているのはワンワン隊長の鉄砲。
先に行く嶺くん崚くん
←左写真 嶺くん崚くんは、キャンプ場が見えるとこのようにすたこらさっさと二人で先にキャンプ場に帰ってしまった。オイラは杖2本を使って何とか下まで降りて、駐車場で杖を貸してくれた人に深くお礼を言って杖を返す。その後に駐車場にある自動販売機でアクエリアス500ミリボトルを買って一気に飲み干す。そのときの味は忘れられないものであった。あーどうなることかと思ったけど、何とかここまで辿り着けたー! 必死になって命からがら下山しました。

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