◆ 2005年8月8日(火)〜8月16日(火)
   
2005年夏の北海道 5泊6日ツーリング
   『家族で北海道 夏 再び・・・、北海道リローデッド2005! 道南編』

3日目8月11日(木曜)-2 上山自転車商会

<まずは7キロ先のホクレンに行く>

仲洞爺キャンプ場を9時半過ぎに出発。出発する前に、キャンプ場には売店を兼ねてる管理棟があるが、そこにいるおばさんにバイク屋がこの辺にあるかどうか聞くが、知らないと言われたのでとりあえずホクレンに行くことにしたのだ。そこで何かわかるかもしれないと。キャンプ場から7キロ先までなんと信号ゼロでした。ホクレンのすぐ近くに1個あるだけ。早速ホクレンで、バイク屋がどこにあるか聞いてみると、伊達の方に上山自転車商会というとこがあるという。ツーリングマップルを取り出して場所を教えてもらう。すると何と反対方向でした。またキャンプ場方面に戻り、その先約20キロだ。お礼を言ってそのバイク屋に向かう。


<セローはかなりデンジャラス状態だった!>

 観光目的ではなくこんな風にバイクを走らせてるだけでも周りの景色がよくて楽しいのが北海道だ。 仲洞爺キャンプ場を通り過ぎて、洞爺湖ぐるっと1周道路を出るが、昨日は洞爺湖ぐるっと一周道路に入ってから、仲洞爺キャンプ場に着くまで、まだかまだかと思いながら長く感じたが、割とあっという間だった。こんな短い距離だったのかと思った。このように初めて走って目的地に向かっている間というのは長く感じるものだ。でも一回通ってわかってしまえばこのように短く感じるものだ。 走っていると晴れたり曇ったりしている。途中、北の湖博物館という建物が目にとまる。へぇー横綱 北の湖はもしかしてこの辺りで育ったのか・・・。 走りながらクラクションを鳴らしてみるが何と鳴らない。バッテリに関係してるのか。 そして、ホクレンで教えてもらった信号を右折するとありました。上山自転車商会に到着。見た目なんかやばそうな店構え・・・いや、別に普通の建物なのだがオイラの地元のくさったバイク屋=ア○▲モーター□に似てたからそう思ってしまっただけです。 店内に入るととても感じのいいおじさんがいて、セローの症状を話す。

セルボタンを押してもセルスターターが動かずエンジンがかからない。
だが、押しがけをすればエンジンはかかる。
エンジンがかかり、停止してニュートラルの状態だとウインカーは点滅するが、走っている時だと点滅しない。
クラクションもウインカーと同様。ニュートラルのときは鳴るが走ってるときだとホーンは鳴らない。
ヘッドライトは点灯してるのだがなんかいつもより暗い。

ってなことを話すと、はぁーそれはバッテリーが死んでるね。死んでるから走っても充電されないのさ。レギュレーターが逝っちゃってるとやばいね。ヘッドライトに電気を食われてそのうち押しがけしてもエンジンがかからなくなるのさ。 レギュレーターはこの時期メーカーはお盆休みで動かないからパーツがすぐに手に入らないだろうなー。と言われ、かなりデンジャラスな状態だと知る。そんなやべえことになっていたとは。レギュレーターがだめになってなかったとしても、このまま走っているとヘッドライトに電気を取られて間違いなくレギュレーターは死ぬ。


<バッテリーの死亡が確認される。そういえば行く前からおかしかった>

 メンテを知らないオイラはレギュレーターというものの存在さえ知らなかったが、レギュレーターとはバイクはヘッドライトやらウインカーやらホーンやら電気が使われるがこれらの電気が使われる部分に対してそれぞれ過度な電気が行き過ぎないように調節するものらしいということがバイク屋の説明でわかった。 まずはセローのバッテリをはずして充電計で充電されるかどうかを確認するが、メーターの針はぴくりともせず、バッテリの死亡が確認された。こりゃ完全に死んでるねーとバイク屋さん。 「約9年くらいつけっぱなしで1回もバッテリ変えてないんですよ」とオイラ。「バッテリは3年持てば御の字、じゅうぶん元は取ったね」とバイク屋さん。 確かに9年間、まさに文字通りメンテナンスフリーバッテリーで、冬のバイクに乗らない時期でもたまにエンジンをかけてやるとほとんど一発で作動した。オフ車のセルスターター車はよくバッテリ上がりになることを耳にするが、このセローちゃんはこれまで一度もバッテリ上がりをしたことがなく本当に9年間よく働いてくれました・・・。でもよりによって北海道に来たときにこんなことになるなんて。 でもそういえば北海道に行く前辺りから、セルのかかりは悪かった。セルボタンを押してもセルの回りが悪く、何回かボタンを押してると無反応になり、押しがけしてエンジンをかけていた。でもその後はエンジンを切ってもセルボタンを押せばすぐにエンジンはかかったので、バッテリが充電されてなかったのだろうと思ってた。あとエンジンを切るときはリザーブスイッチをオフにしてるので、リザーブをオンにしてしばらくしてからエンジンをかければ大丈夫だったので、特に気にしていなかったのだった。


<セローのバッテリー7LBSはあるか?レギュレーターは果たして生きているのか?>

 バイク屋さんが店内に、セローのバッテリー7LBSがあるかどうか探すがまずは新品の在庫は無し。中古品であるかどうかあちこち探してくれたら3つばかし見つけてくれた。 それぞれを充電器にかけて生きてるかどうか調べる。祈るような気持ちだ。 すると2つは死亡済み、最後の1個で、おー生きてる生きてるとバイク屋さん。1個だけ生きていました。でもBTMAXとかいう聞いたことの無いメーカーだなあとのこと。 まずはBTMAXのバッテリーをセローに装着し、セルボタンを押すと、いつも通り一発でエンジンがかかる。やったぁー! ウインカーやホーンもちゃんと鳴る。 あとはレギュレーターが生きているかどうかだ。 バイク屋さんが、エンジンのアイドリングを最小にしてアクセルを吹かした時に、ヘッドライトの光量と、ニュートラルの緑ランプの光量が絞られるかどうか調べる。もしレギュレーターが死んでると、アクセルを吹かした時に、ヘッドライトの光量もつられて明るくとのこと。レギュレーターが生きてれば、アクセルを吹かした時にヘッドライトの方ばかりに電気を取られないように、光の量が絞られるということらしい。 アクセルを吹かすと両方の光量はちゃんと絞られて、レギュレーターがまだ生きてることが確認されました。 よかった。ホッ。 バイク屋さんが、ただバッテリーがBTMAXとかいうわけのわからない聞いたことの無いメーカーのしかも中古品だから、これは応急処置と考えて、札幌もしくは苫小牧の方に行けばバイク屋はあるからそこでちゃんとしたバッテリーを買った方がセーフティー。ホームセンターで売っているのは安いがやめたほうがいい。あれでセルスターターを壊した人がいるとのこと。 工賃1500円と言われるが500円玉が無かったし2000円を渡してお釣りはいいですと言う。 店内で、安全宣言の署名をしてバイク屋でしかもらえない赤フラッグをもらう。なるほどホクレンの旗は緑、青、黄、赤の全部で4色だと思ってたが、このうち赤はホクレンでなくバイク屋さんの色だったのかとこのとき初めて知った。 セローもとりあえず直って、バイク屋でしかもらえないレアものの赤フラッグももらっていい気分でバイク屋さんにお礼を言って仲洞爺キャンプ場に引き返す。とても親切なバイク屋さんでした。途中セイコーマートで今日の昼のお弁当を買って、キャンプ場に午前11時半前に到着した。


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上山自転車商会
←左写真 仲洞爺キャンプ場を9時半過ぎに出る時に、セローを押しがけするがなかなかエンジンがかからない。やっとこさエンジンをかけてまずはキャンプ場から7キロ先のホクレンに行き、バイク屋がどこかにあるか聞く。そしたら伊達市に上山自転車商会というバイク屋があると聞き、ここまでやってきた。
バッテリー死亡
←左写真 上山自転車商会でセローのバッテリーを検査するが、全く充電されず死亡が確認された。約9年間もバッテリ上がりすることなく、ノーメンテで働いてくれて大変お疲れ様でございました・・・
セローをなおしてもらう
←左写真 セローを調べてくれるバイク屋さん。BTMAXという聞いたことないメーカーのバッテリを装着し、レギュレーターが生きているかどうか確認。レギュレータは生きていたので何とかなった。1500円でというところを2000円払って、釣りはいらないです、と言う。バイク屋さんでしかもらえない赤フラッグをもらった。とても親切なバイク屋さんでした。キャンプ場には午前11時半前に到着した。

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